「侍魂」と言えば今から２～３年前に「先行者」というネタで一世を風靡した個人サイトだ。
私もこの記事が大好きで当時、周りの友達に「このサイト面白いよ」と薦め回り、一時期はかなりホットな話題となっていた。
そんな「侍魂」だが、blogの波にのまれ、時を経ると共にアクセス頻度が次第に減り、最近はすっかりご無沙汰していた。

久しぶりにサイトを尋ね、その記事を読んでみると概略は、このようである。

作者の友人、久住呂勇佑（クジュウロ ユウスケ）さん（現在26歳）が昨年の11月にドイツであろう場所からの「東欧に向かいます。年末には帰国します。」という葉書を最後に消息を絶ってしまっているとの事。
海外でも「侍魂」の読者はいるそうなので是非サイトで呼びかけて欲しい、とのお父さんからの依頼で掲載。

この記事の最後にある「 父親から勇佑へ」の行が何とも言えない。

こうやって君に連絡を取る為の資料を作ってみて、改めて君のことをほとんど知らないことに気づく。ましてや君が何を考え、何を愛し、何に悩んでいるのか、父として恥ずかしいほど何も理解していない。帰ったら君に酒を酌もう。君の話を聞かせてもらおう。今から楽しみだな。しかし、何処であれ、何をなしているのであれ、この地球の空の下ので君が元気に「命のいっぱいに」生きていてくれれば私は嬉しい。母さんが心配で身体を痛めているよ。今、君がどう思っているのか分からないが、私は母さんを尊敬しているし、君のことは誇りに思っているよ。

息子の消息が分らないというのに慌てふためいた感じが無い。息子の事を信頼し、毅然とした態度で待っているという感じだ。しかし、ただ待っているだけではなく、このように息子の友人のサイトにまでお願いをするなど、思いつく限りの連絡手段は取ろうとしているように見える。

いいお父さんじゃないか！
ｳﾜｧｧ━━━━━｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡━━━━━ﾝ!!!!

ご家族、友人のためにも１日も早く連絡が取れれば、と願うばかりだ。
何かご存知の方はkujyuro@yahoo.co.jpまで。

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